福島県 観音沼。紅葉は素晴らしい。 玄人の雰囲気を醸し出すおじさまがたを尻目に、 私は手持ちで。 彼らの、風景写真に対する情熱などには到底及ばない。 それでも、私はわたしにできることをする。 たぶん、わたしの写真は彼らにとったら0点だ。 素晴らしい景色に出会ったとき、 それをそのまま撮るのは、たぶん簡単だ。 やはり演出なのだと。 そこから、点数が加算されるのだと。 年間に、300日くらい、同じ場所で撮っている人がいる。 そこにたまたま訪れた人が、 たまたまいいものを撮れるとはどうしても思えない。 思い入れという加算をして、私は私を好きになる。 100点の写真を撮るのは簡単だ。 誰にも見せなければ、それは私のものでしかない。 誰かの目に触れて、初めてそれ以上かそれ以下になる。 私だけの美しさを持つ。 それがどれだけ独りよがりか、 どれだけ狭量か。 そんなことを考えずに済むんだったら、もっとずっと写真は楽しくなるんだ。
by kyouji19800920
| 2013-10-28 18:35
| D7000
|
ファン申請 |
||