祖母の命日であっても、一回忌は済んでいるので多くの来客はないと
見込んで、撮影に出かけた。おかげで羽生くんのリアルタイムの金メダルは逃した。 栃木県益子町のあるお寺の、裏手から山に入ると、照葉樹林が続く山道になる。 照葉樹林の撮影に関しては、以前から魅力を感じていた。 新緑も、感じるのは大変好きだが、撮影するには年中楽しめる。 悪く言えば季節感がない。 鬱蒼としていて、ごちゃごちゃ適当な木々が、不規則に雑然とならぶ。 それでも、規則性や主役を見つけるべく、写真としての眼を研ぎ澄ます。 たいへん難しい作業だが、逆を言えば、見つけたらうれしいものだ。 花や、虫、鳥など被写体が明確であればなおのこと山は楽しいだろうけれど、 風景となればその不規則と雑然のなかに見出せるのもがあれば、 大げさに言えばそれはそれで、私の 審美眼が試されているようで面白い。人の踏んだ足は残っているものの、 基本的には整備はされていないので、古来からの姿のままと感じている。 昔から緑色が好きだ。 油絵をしていたときも、緑をベースに描き始めたものだ。 まだ未熟な点だろう。何度も足しげく通いたい場所です。
by kyouji19800920
| 2018-02-17 17:51
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