「花の名」を借りて

2018.2.20

去年の今頃は祖母の告別式だっただろうか。
非常に強い風が吹いていた記憶がある。

2歳に満たない愛娘を親戚一同の前で連れて歩くのも容易ではなく、
祖母の死去に物思いにふける余裕もなかっただろう。

今、私のPCでは、祖母と娘が、
偶然にも目が合って互いに笑顔で向かい合っている写真がディスクトップ
を飾っている。

私はBuddhistであり、特別に宗教に信仰心はない。
しかし、祖母が大切に育てた(私は名前も知らない)花を見るたび、
祖母の、息吹のような、転生にも似たような思いにかられる。

春だ。
福寿草や梅も咲きだし、
祖母の植えていたそれらも徐々に顔を出すようになった。
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歌の歌詞の解釈がそれぞれに自由なら、
私は”Bump of chicken”の「花の名」を借りたい。



「あなたが花なら たくさんのそれらと変わりないのかもしれない」
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「ぼくがここに在ることは あなたの在った証拠で」
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Bronica S2 自宅玄関前(撮影・嫁)

「みんな会いたい人がいる
 みんな待っている人がいる」
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私が実家に帰ると、必ず「帰ってきたの~?」と出迎えてくれた。
どんな時も笑顔だった。
最近まで、今にも、壁の向こうからひょっこり顔を出して
そんなことを言ってくれるような空気が漂っていた。

いつまで続くかわからないけれど、
仏壇に、その日撮った花の写真をあげることにしている。
私が写真を始めたばかりのときの、たいした写真でもない花の写真を
祖母は喜んでくれていた。
そのときの笑顔でいてくれたらいいなと、そんな思いで。

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by kyouji19800920 | 2018-02-20 15:34
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